@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00000968, author = {乳井, 美樹 and 瀧本, 雅文 and 松原, 英司 and 太田, 秀一 and 桜井, 将之 and 酒井, 哲郎 and 小林, 洋一}, issue = {2}, journal = {昭和医学会雑誌}, month = {2010-04, 2019-07-26}, note = {病理解剖により突然死の原因が心サルコイドーシスによる伝導障害とされた症例を経験した。症例は45歳女性。原因不明の完全房室ブロックにて恒久型人工ペースメーカー留置をされていた。肺炎で即日入院予定であったが、入院準備の為一時帰宅した後に心肺停止となり救命処置に反応なく死亡した。病理解剖の結果、心筋と肺門リンパ節に多数の斑状結節と線維化を認めた。組織所見では、非乾酪性類上皮細胞肉芽腫が心臓の左室壁および心室中隔と両側肺門リンパ節を主体にみられ、心サルコイドーシスと診断した。肉芽腫性病変による刺激伝導系の障害が完全房室ブロックの原因であり、心室内の不規則かつ広範囲な線維化による伝導障害が致死的不整脈を惹起したと推測された。サルコイドーシスは20~50代の若年から中高年の女性に多い疾患であり、冠動脈リスクのない若年から中年者の原因不明の完全房室ブロックおよび突然死の原因として、心サルコイドーシスを考慮する必要があると考えられた。(著者抄録)}, pages = {181--186}, title = {突然死の原因が心サルコイドーシスによる伝導障害と考えられた中年女性の1剖検例}, volume = {70}, year = {} }