@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00000790, author = {森, 智昭 and 金井, 英倫 and 寺崎, 雅子 and 門田, 哲弥 and 嶋根, 俊和 and 三邉, 武幸}, issue = {4}, journal = {昭和医学会雑誌}, month = {2012-08, 2019-07-26}, note = {原発性篩骨洞嚢胞が感染を契機に副鼻腔炎、眼窩内膿瘍を呈した症例を経験したので報告する。症例は85歳の女性で右眼瞼腫脹を主訴に受診した。右眼窩周囲の著明な腫脹と眼球突出を認め、鼻内所見では右中鼻道に篩骨洞嚢胞壁を認めたが、右鼻腔内には明らかな膿汁の流出を認めなかった。副鼻腔CTで右篩骨洞から前頭洞に嚢胞性腫瘤を認め、右眼窩内側壁の骨欠損を認めた。さらに右眼窩内に膿瘍の形成を認めた。右篩骨洞嚢胞の感染に伴う副鼻腔炎とそれから波及した眼窩内膿瘍と診断して入院。抗菌薬の点滴加療を開始するが症状の改善は乏しく、手術による膿瘍開放を施行した。内視鏡下に右篩骨洞嚢胞を開放すると膿汁を認め、さらに嚢胞下壁を切除し鼻腔と交通をつけた。右眼窩膿瘍に対しては、上眼瞼に横切開を加えて切開排膿した。切開後はドレーンを留置し連日創部洗浄を行った。術後経過は良好で術後CTでも眼窩内の膿瘍の改善を認め退院となった。眼窩内膿瘍は重篤な合併症を引き起こす危険性があるため、CTやMRIによる正確な診断に沿った治療や保存的治療に抵抗を認めた際には観血的操作による排膿が重要であると考えられた。(著者抄録)}, pages = {525--530}, title = {眼窩内膿瘍をきたした原発性篩骨洞嚢胞の一例}, volume = {72}, year = {} }