@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00000787, author = {田中, 宏典 and 古森, 哲 and 富田, 一誠 and 瀧川, 宗一郎 and 稲垣, 克記}, issue = {4}, journal = {昭和医学会雑誌}, month = {2012-08, 2019-07-26}, note = {症例は5日前からの左下肢痛を主訴に当科を初診した67歳の男性である。合併疾患として直腸癌があり、2回の手術を受け、その後の抗癌剤治療が進行中であった。初診時所見で左第4腰椎神経根領域に疼痛を認め、腰部脊柱管狭窄症など念頭に精査、治療を開始した。初診から5日経過後に疼痛の増悪と共に左第4、5腰椎神経根領域に水疱を伴う皮疹を認めた。下肢帯状疱疹と診断し抗ウィルス薬の点滴と軟膏による治療を開始した。治療開始から1ヵ月後に下肢痛も軽快し水疱も痂皮化した。本症例では、当初腰椎疾患を疑ったが、下肢痛の出現から10日後に皮疹が出現して初めて診断が可能となった例である。腰椎疾患が多い高齢者では下肢痛の病因としての帯状疱疹は初診時の診断が難しい。免疫能低下が考えられる高齢者の下肢痛では、帯状疱疹も念頭に置いて注意深く診察する必要があると思われた。(著者抄録)}, pages = {509--513}, title = {下肢痛が先行し、当初腰椎疾患が疑われた帯状疱疹の1例}, volume = {72}, year = {} }