@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00000755, author = {樫村, 洋次郎 and 三宅, 康史 and 山下, 智幸 and 福田, 賢一郎 and 田中, 俊生 and 宮本, 和幸 and 門馬, 秀介 and 中村, 俊介 and 田中, 啓司 and 有賀, 徹}, issue = {6}, journal = {昭和医学会雑誌}, month = {2012-12, 2019-07-26}, note = {東京都城南地区における重症熱中症の実態について調査し、その特性を把握する事を目的とした。昭和大学病院における2009年6月から2011年9月までの期間で、III度熱中症と診断された患者の年齢、性別、発症状況、合併症、予後などについて調査し、Heatstroke STUDY2010と比較した。本研究で対象とした症例は16例で、男女比は9:7で、平均年齢は73.8歳であった。発症状況に関しては、日常生活動作が15例(94%)であった。それらのうち、屋内での発症が11例(73%)、歩行中が3例(20%)、自宅内トイレが1例(7%)であった。合併症は、中枢神経障害が16例(100%)、持続的血液濾過透析(CHDF)使用症例が1例(6%)、播種性血管内凝固症候群(DIC)が7例(44%)、肝機能障害が6例(38%)であった。予後については、死亡が1例(6%)あった。また、2010年の夏は記録的な猛暑であったが、昭和大学病院での症例から検討する限り、各年度の差異は少ないと考えられた。Heatstroke STUDY2010における発症状況の詳細については多彩な状況が見られているが、自宅内での発症は52%にとどまっている。合併症については、本研究での症例ではDICが多く見られた(44%)。これは、高齢者の症例が多かったことと関連していると考えられる。一方で死亡率に関しては、Heatstroke STUDY2010では13%であったのに対して昭和大学病院では6%にとどまった。これは、全例が救命センターへ入室し集中治療を受けたことが奏功したと考えられる。今回の調査から、今後の城南地区における熱中症予防対策としては、特に高齢者における古典的熱中症の予防が重要と考える。現在の高齢者をとりまく社会事情には厳しいものがあり、地域のセーフティーネットが整備される必要があると考えられる。(著者抄録)}, pages = {649--655}, title = {東京都城南地区における重症熱中症の実態}, volume = {72}, year = {} }