@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00000054, author = {白旗, 敏之 and 豊根, 知明 and 工藤, 理史 and 松岡, 彰 and 丸山, 博史 and 石川, 紘司 and 稲垣, 克記}, issue = {1}, journal = {昭和学士会雑誌}, month = {2018-02, 2019-07-26}, note = {持続する強い疼痛や神経障害のある骨粗鬆症性椎体骨折後偽関節には手術療法を選択せざるをえないことがある.本研究の目的は当科での手術成績の検討を行った.対象は2009年?2015年12月に手術を行った骨粗鬆症性椎体骨折後偽関節17例で,手術は後方固定術に椎体形成術を併用して施行した.後方固定術は従来通りに正中の皮膚切開部から椎弓根スクリュー刺入点を展開してスクリューを挿入する従来法(Open:O群)と経皮的椎弓根スクリューシステム(Percutaneous Pedicle Screw system;PPS:P群)で施行した.これら症例の手術成績を調査した.体動困難な疼痛は術前visual analog scale 8.4が術後3.3と全例で優位に改善した.局所後弯角は術前/術直後/最終観察時で平均23.1°/6.8°/19.6°で,矯正損失は平均14.1°(O/P群14.6°/13.0°)であった.全例で体動困難であった疼痛や麻痺は改善が得られたが全例で矯正損失が認められた.術中・後合併症は認められなかった.X線上椎弓根スクリュー周囲の透亮像が平均9.2週で全例に認め,特にP群では出現時期は術後約2週とO群に比べ早期に見られていた.頭側の隣接椎体骨折を2例(O群1例,P群1例)認めた.本研究の結果から,骨粗鬆症性椎体骨折後偽関節に対する椎体形成術を併用した後方固定術では矯正損失は認めたが,その臨床成績は概ね良好であった.しかし,インプラントの緩みと矯正損失を全例で認め,特にPPS使用群では早期から緩みの出現があった.経過観察期間がP群では平均約6か月と短いにも関わらずO群(平均約28.1か月)と同程度の矯正損失を認めていることから今後更なる矯正損失の進行は考えられ慎重な経過観察が必要と考えられる.本疾患の様な骨脆弱性の強い場合にはPPS単独の後方固定術に追加の補助固定など一手加える必要があると考えられた.}, pages = {69--76}, title = {骨粗鬆症性椎体骨折後偽関節に対する椎体形成術を併用した脊椎後方固定術の治療成績―経皮的椎弓根スクリューシステム単独での後方固定には注意が必要―}, volume = {78}, year = {} }