@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00000457, author = {大野, 香代子 and 福井, 智康 and 友安, 雅子 and 樋口, 明子 and 伊藤, 利香 and 平野, 勉}, issue = {1}, journal = {昭和学士会雑誌}, month = {2013-02, 2019-07-26}, note = {近年、新しく使用可能となった経口糖尿病薬であるDipeptidyl Peptidase-4(以下DPP-4)阻害薬は、DPP-4を選択的に阻害しインクレチンと称されるGlucagon-like peptide-1やGastric inhibitory polypeptideの濃度を高めることによって、血糖依存的に血糖低下作用を発揮させる薬剤である。これまで経口糖尿病薬を内服中の2型糖尿病患者に対するDPP-4阻害薬併用後の有効性を予見できる因子は明らかとなっているが、インスリン治療中の2型糖尿病患者に対するDPP-4阻害薬併用療法に関しては有効性に影響する患者背景について充分な検討がなされていない。そこで今回われわれは、インスリン治療を行っている2型糖尿病患者を対象にシタグリプチンを12週間追加投与し、有効性に影響する患者背景について検討した。方法と結果:昭和大学病院糖尿病・代謝・内分泌内科外来通院中でインスリン治療を行っている2型糖尿病患者49名を対象とし、シタグリプチンを12週間追加投与した。シタグリプチン併用後のHbA1cはベースラインに比べて4週後-0.26%、12週後-0.47%と有意に低下した。ベースラインから12週後のHbA1cの変化量とベースラインの各種パラメーターとの相関関係を解析すると、HbA1cの変化は年齢、罹病期間、HbA1c、随時血糖値、インスリン使用量/体重、インスリンの注射回数、シタグリプチンの用量と相関関係を認めなかったが、BMI(r=-0.322、p<0.05)、C-peptide index(CPI)(r=-0.533、p<0.0005)との間に強い負の相関を認めた。BMIおよびCPIを独立変数、ベースラインと12週後のHbA1cの変化量を従属変数として重回帰分析を行った結果、CPIが有意な説明変数であった。シタグリプチン併用後に重症低血糖は1例も認めず、併用前後で体重の変化を認めなかった。結論:インスリン治療中の2型糖尿病患者におけるシタグリプチン併用は有用であり、有効性の予知因子としてインスリン分泌能を示すCPIが重要である。(著者抄録)}, pages = {29--37}, title = {インスリン治療中の2型糖尿病においてC-ペプチドインデックスはDipeptidyl Peptidase-4阻害薬併用による血糖低下効果の予測に有用である}, volume = {73}, year = {} }