@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00000450, author = {禅野, 誠 and 恩田, 秀寿 and 植田, 俊彦 and 小出, 良平 and 高橋, 春男}, issue = {2}, journal = {昭和学士会雑誌}, month = {2013-04, 2019-07-26}, note = {Orbital floor fractureのTrap door type症例における自覚的複視(以下、複視)の有無、Hess赤緑試験(以下、Hess)の異常の有無、両眼単一注視野検査(以下、注視野)の異常の有無の組み合わせによる重症度分類を試みた。2008年1月1日~12月31日に昭和大学病院眼科で眼窩CT・Hess・注視野等の結果から総合的に診断された眼窩底骨折患者147症例中、自覚症状および画像所見で眼窩内側壁骨折を合併しないOrbital floor fractureのTrap door type 49症例を検討した。複視は9方向すべての眼位で行い、そのうち1ヶ所でも複視を認める場合は異常あり(+)とした。Hessは垂直方向の異常の有無と水平方向の異常の有無の2項目を設けた。Hessではそれぞれ5度以上基線より変位している場合を異常ありとした。注視野は両眼単一視できる領域が視野の中心5度領域を含まない場合を異常ありとした。49症例をこの4項目の組み合わせ全16群に術前および術後でそれぞれ分類した。また各症例のHessにおける健眼に対する患眼の四角いエリアの割合比率HAR(Hess area ratio)%を計測し各群の平均値を求めた。HAR%の計算方法は中心から30度のラインを使用し算出した。その結果、全項目異常なしの群は12症例、自覚的複視のみの群は15症例、自覚的複視・垂直方向の異常を認める群は12症例、自覚的複視・垂直方向の異常・水平方向の異常を認める群は3症例、全ての項目で異常を認める群は4症例であった。49症例中46症例が特定の5群に分類されることが判明した。また術後結果は例外なく同様の5群に分類されることが判明した。また異常項目の多い群ほど平均HAR(%)が低いことが判明した。自覚症状およびCT画像所見で診断したTrap door type Orbital floor fractureでは4項目による重症度分類評価を行うと5段階で表現でき、各段階はHAR(%)による重症度順とも一致し、術前評価だけでなく予後判定や手術適応の決定にも有用である可能性がある。(著者抄録)}, pages = {113--119}, title = {Orbital floor fracture(Trap door type)の重症度分類}, volume = {73}, year = {} }