@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00000448, author = {安水, 渚 and 市塚, 清健 and 長塚, 正晃 and 岡井, 崇}, issue = {2}, journal = {昭和学士会雑誌}, month = {2013-04, 2019-07-26}, note = {妊娠中は骨吸収が亢進し骨量が低下するとの報告がある一方で、変化しないとの報告もあり定まった見解はない。本研究はその点をあきらかにするために年齢や体重などの因子が妊娠中の骨量に影響を及ぼすか否かを検討することを目的として行った。合併症のない妊婦(n=77)を35歳未満の若年群および35歳以上の高年群に分類、妊娠時期を中期(妊娠20週前後)と後期(妊娠30週前後)に分類、体格を低BMI群(BMI<20)、高BMI群(BMI>25)に分類するとともにこれらの因子を初産・経産別に比較検討した。また当院に切迫早産で入院中の10名の妊婦(平均入院期間32日±14)について骨量を入院前後で比較検討した。23歳から45歳の健康女性を対照(n=32)とした。本研究は昭和大学医学部倫理委員会承認のもとに患者の同意を得て行われた。骨量は踵骨超音波骨評価装置であるAOS-100を用いて音響的骨評価値(osteo sono-assesment index:OSI)を算出し評価した。OSI値は、妊婦・非妊婦いずれも若年群と高年群の間に有意差は認めなかった。BMI別や経産婦初産婦の間にも有意差はなかった。妊娠時期による検討では、若年群の妊娠中期(n=21)2.92±0.26、後期(n=22)は2.72±0.25で、後期のOSIが有意に低値であった(p=0.0119)。高年群では妊娠中期(n=22)2.77±0.30、後期(n=20)2.71±0.33で有意差はなかった(p=0.5795)。また切迫早産のため安静入院中の患者に骨量の変化は認められなかった。OSIは妊娠時期別さらにその中で若年妊婦において有意差を認めた。妊娠中においては年齢毎に骨量低下のリスクが異なる可能性があり、妊娠中の指導を緻密に行う必要性が示唆された。入院安静患者においては骨量の低下を考慮する必要があるが、今回の入院日数以内では経時的な骨量低下は確認されず、安静入院する際の一つの指標になる可能性が示唆された。(著者抄録)}, pages = {96--102}, title = {妊娠が骨量へ及ぼす変化の諸因子からみた検討}, volume = {73}, year = {} }