@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00003875, author = {木村, 太郎 and 高見堂, 正太郎 and 長谷部, 義幸 and 宮沢, 篤生 and 江畑, 晶夫 and 高瀬, 眞理子 and 杉下, 友美子 and 桑原, 春洋 and 寺田, 知正 and 中野, 有也 and 水野, 克己}, issue = {5}, journal = {昭和学士会雑誌}, month = {2022-01, 2022-02-01}, note = {遅発型B群溶血性連鎖球菌(GBS:Group B StreptococcusあるいはStreptococcus agalac­tiae)感染症は髄膜炎や菌血症で発症することが多いが,5-10%で蜂窩織炎や骨・関節の感染性病変で発症するとされている.遅発型GBS感染症による顎下部の蜂窩織炎と菌血症および髄膜炎を発症し,抜管後に気道閉塞症状を認めた早産児例を経験した.症例は在胎27週6日,971gで出生した男児.日齢61に頻回の無呼吸発作,活気不良を認め,気管挿管,人工呼吸管理,抗菌薬投与を開始した.翌日から発熱と右耳下から顎下にかけての発赤と腫脹を認め,その後右顎下の発赤と腫脹は下顎全体に進展した.髄液,血液からGBSが検出され,顎下部周囲の蜂窩織炎を伴う,菌血症および細菌性髄膜炎と診断した.日齢66に抜管を試みたが,直後から吸気性喘鳴を伴う呼吸不全が認められ,再挿管を要した.顎下部周囲の腫脹が軽快した後,日齢72に再度抜管し,その後は症状再燃することなく日齢94に退院した.母乳を介した感染の可能性を考え,母乳の細菌培養検査を実施したが,GBSは検出されなかった.遅発型GBS感染症による顎下蜂窩織炎は稀な病態であるが,気道周囲に炎症が波及することで気道閉塞症状を来す可能性があることに留意する必要がある.また遅発型GBS感染症による蜂窩織炎では菌血症や髄膜炎を合併する頻度が高いことから,積極的に血液培養,髄液培養を実施する必要があると考えられた.}, pages = {476--481}, title = {顎下蜂窩織炎による気道閉塞を呈した遅発型B群溶血性連鎖球菌感染症の早産児例}, volume = {81}, year = {} }