@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00003871, author = {村田, 加奈子 and 鈴木, 浩子 and 中山, 香映 and 富田, 真佐子 and 刑部, 慶太郎 and 立澤, 教夫 and 宮下, まゆみ and 池田, 亜由美}, issue = {5}, journal = {昭和学士会雑誌}, month = {2022-01, 2022-02-01}, note = {本研究は,地域に住む高齢者のフレイルに対する実態と特徴を明らかにするとともに,ソーシャルキャピタル(Social Capital,以下,SC)と地域参加がフレイルとどのような関連にあるのかを明らかにすることを目的とした.本研究の対象は,地域に住む65歳以上の高齢者とした.研究デザインは横断研究で,首都圏にある人口約5万人のA市で特定健康診査・後期高齢者健康診査(以下,健診)を受診した65歳以上の1,593人に,無記名自記式質問紙調査を実施した.質問項目は,性別,年齢,家族構成などの基本属性,主観的健康感や物忘れ,活気,気分・不安障害(K6日本語版),食事やむせ,外出回数,地域参加,SCの信頼,SCの互酬性の規範,フレイルを判定する新開らの介護予防チェックリストとした.調査方法は,研究参加の依頼文と質問紙を健診受診前に対象者に郵送し,健診日に健診会場にて質問紙を回収した.本研究は昭和大学保健医療学研究科人を対象とする研究等に関する倫理委員会の承認(第433号)を得て実施した.研究協力が得られた843人のうち,質問項目すべてに回答を得られた764人を分析対象とした.764人中,男性は358人(46.9%),女性は406人(53.1%)であった.うちフレイルに該当した人は102人(13.4%)で,カイ2乗検定によりフレイルと有意な関連がみられた項目は,孤食,外出回数,経済的ゆとり,地域参加,SC信頼,SC互酬性の規範であった.SC信頼,SC互酬性の規範,地域参加およびフレイルの間の関連を探るために対数線形モデル分析を実施した.モデル選択を行った結果,SC信頼と地域参加とフレイルの間で3因子交互作用の関連が見られ,SC互酬性の規範とSC信頼,SC互酬性の規範とフレイルの間でそれぞれ2因子交互作用の関連が見られた.SC互酬性の規範がSC信頼を高め,地域に住む高齢者の地域参加を促し,フレイル予防につながる可能性が示唆された.SCを醸成できるようなまちづくりやネットワークづくりが高齢者の地域参加につながり,フレイル予防に役立つ可能性がある.}, pages = {444--452}, title = {地域に住む高齢者のフレイルに関連する要因の検討:横断研究—ソーシャルキャピタルと地域参加に焦点を当てて—}, volume = {81}, year = {} }