@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00003869, author = {竹島, 慎一 and 野尻, 恵里 and 和田, 義敬 and 川手, 信行}, issue = {5}, journal = {昭和学士会雑誌}, month = {2022-01, 2022-02-01}, note = {脳卒中患者は,退院すると長期的に利用できるリハビリテーションサービスが限定されるために,日常生活に支障をきたすことがある.特に歩行機能の長期的な維持は,日常生活動作に大きな影響を与えるため,脳卒中リハビリテーションにおいて重要な課題である.本研究では長期的な身体機能維持を目的とした定期介入型在宅リハビリテーションプログラムを実施し,慢性脳卒中患者の歩行活動におよぼす有効性を検討した.2009年9月から2010年8月に当院の外来に通院した慢性脳卒中患者16名を対象とし,プログラム群と対照群に割り付けた.プログラム群には定期の外来診療に加えて,個別にトレーニングを割り当て,2週間ごとに療法士とのミーティングでトレーニングの内容と実施方法について確認・調整を行った.一方で対照群は外来診療のみを行った.歩行活動の指標として小型の歩数計・加速度計を使用して,活動1時間あたりの運動消費カロリーを計測し,歩行活動量と定義した.プログラム開始3か月前から予備測定を行い,その後1年間の測定を実施した.測定期間は3か月ごとの4期間に区分し,予備測定からの変化率を両群間で比較した.参加者の平均年齢は61.6歳であった.両群間に,年齢,発症からの期間,歩行能力などに有意差はみられなかった.3か月ごと変化率では,第4四半期のみに有意差をみとめた(プログラム群130.6%[127.4-160.4],対照群92.2%[76.1-128.3],P=0.027).定期的なミーティングを通して継続的かつ自主的にトレーニング内容と効果的な実施方法について検討を重ねる機会を患者に提供する定期介入型在宅リハビリテーションプログラムは,1年後の慢性脳卒中患者の歩行活動に影響を与え,長期的な身体機能維持につながる可能性を示した.}, pages = {427--435}, title = {慢性脳卒中患者の歩行活動に及ぼす定期介入型在宅リハビリテーションプログラム「身近でリハビリテーション」の効果}, volume = {81}, year = {} }