@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00003844, author = {佐々木, 陽平 and 服部, 憲路 and 上杉, 由香 and 中田, 彩香 and 島田, 翔太郎 and 綿貫, めぐみ and 藤原, 峻 and 荒井, 奈々 and 宇藤, 唯 and 村井, 聡 and 塩沢, 英輔 and 矢持, 淑子 and 中牧, 剛}, issue = {4}, journal = {昭和学士会雑誌}, month = {2021-10, 2021-11-16}, note = {びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(Diffuse large B-cell lymphoma,DLBCL)は日本で最も頻度の高いB細胞リンパ腫であるが,約30%はリンパ節以外でリンパ系腫瘍細胞が増殖する節外性DLBCLとして発症する.節性DLBCLと節外性リンパ腫の治療指針に明瞭な違いはない.われわれは節外性リンパ腫の層別化治療の構築を目的とし,MYC蛋白を中心に免疫組織化学染色の観点から臨床的特徴を解析した.昭和大学病院で節外性DLBCLと診断された症例の中でMYC蛋白発現が検討可能な63例を対象とした.MYCの免疫組織化学染色を行い,低倍率視野でリンパ腫細胞の陽性率の最も高い部分を求め数値化し,MYC蛋白の陽性細胞の割合が40%以上ならば高発現とし,40%未満ならば低発現とした.節外部位は咽頭/扁桃が最も頻度が高く,次に胃が多く見られた.対象症例の中で21例(33%)がMYC蛋白高発現であった.症例の節外の初発部位の比較では,胸膜がMYC蛋白高発現症例に有意に多かった(p=0.042).MYC蛋白高発現症例は低発現症例よりも,臨床病期および国際予後指標(International Prognostic Index,IPI)が有意に高く(それぞれp<0.0010,p<0.0010),全生存期間は有意に短かった(p=0.0017).MYC蛋白発現率と年齢,白血球数,乳酸脱水素酵素,可溶性インターロイキン2レセプターおよびC反応性蛋白との相関関係について解析し,乳酸脱水素酵素と正の相関関係を認めた(r=0.30,p=0.019).MYC蛋白発現率はIPIのhigh risk群で有意に高かった(p=0.020).免疫組織化学染色を用いたMYC蛋白発現は節外性DLBCLの治療予後に関連する指標となりうることを報告した.}, pages = {306--315}, title = {節外性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫における免疫組織化学染色によるMYC蛋白発現の検討}, volume = {81}, year = {} }