@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00003843, author = {小島, 康孝 and 黒木, 知明 and 佐々木, 淑恵 and 福田, 貴巳佳 and 青木, 絢子 and 宇都宮, 裕己 and 門松, 香一}, issue = {4}, journal = {昭和学士会雑誌}, month = {2021-10, 2021-11-16}, note = {主に曲面から構成される乳房は,測定対象として明確な測定点を設定しにくく,体位や接触により容易に変形するため,徒手的に正確な測定を行うことが難しい部位である.今回,われわれは,乳癌患者の乳房に対し,乳房切除前に製図器具による徒手的測定と3Dスキャナーを用いた測定の両方を行い,乳房の横径,縦径,突出度の3つの測定値を比較し,3Dスキャナーを用いた測定で適切な乳房再建用シリコンインプラント(Silicone Breast Implant:以下,SBI)のサイズ選択が可能か検討した.2018年1月から9月に昭和大学病院形成外科で乳房再建術を予定した乳癌患者45名90乳房(平均年齢48.1±10.7歳(SD))を対象とした.3Dスキャナーは,「Kinect V1®」(Microsoft Corporation, America)を使用し,キャプチャーソフトは「Artec Studio PRO®」(Artec group, Luxembourg),画像解析ソフトは「Breast Rugle®」(Medic Engineering Corporation, Japan)を用いた.測定は乳房切除術前に行い,3Dスキャナーによる測定値と,定規等の製図器具を用いて徒手的に測定した値を比較した.3Dスキャナーを用いた測定値は,横径,縦径,突出度の全てにおいて製図器具による徒手的測定値より大きい傾向を認めた.両測定値間には正の相関を認め,回帰式を算出することができた.回帰式の自由度調整済み決定係数は,横径および突出度は高い精度を示したが,縦径においては低い精度であった.一方,3Dスキャナーによる乳房体積は,実際に使用したSBIの体積と高い相関を示した.3Dスキャナーを用いた測定は,製図器具を用いた徒手的測定とよく相関し,乳房再建のSBIのサイズ選択に有用であったが,縦径の計測の精度にやや問題があり,今後の検討課題と考えられた.}, pages = {297--305}, title = {3Dスキャナーを用いた乳房測定値と製図器具による徒手的乳房測定値の比較検討}, volume = {81}, year = {} }