@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00003830, author = {藤後, 秀輔 and 下司, 映一 and 安部, 聡子 and 福地本, 晴美 and 田中, 伸 and 熊沢, 真弓 and 椿, 美智博}, issue = {3}, journal = {昭和学士会雑誌}, month = {2021-08, 2021-09-15}, note = {救命救急センターの看護師の業務内容をビデオ映像で分析し,初療経験3年以上の「ベテラン」と初療経験3年未満の「ビギナー」の行動の比較により,初療教育のあり方を明らかにする.A大学病院の救命救急センターで来院時心肺停止(CPA)症例を担当し,研究の同意が得られた看護師8名(ベテラン:4名,ビギナー:4名).患者入室から30分間の監視カメラ映像を分析対象とし,30分間を15秒間隔の120ポイントの看護師の滞在場所,業務内容を集計した.30分間全体の行動を分析するとともに,0~10分間,10~20分間,20~30分間に区分し,行動の推移を分析した.次にこれらの結果を「ベテラン」と「ビギナー」で比較した.分析症例は「ベテラン」が8例,「ビギナー」が9例だった.30分間全体で,滞在場所は「ベッド周辺41.7%」「電子カルテ40.3%」の順に長く,業務内容は「診療補助・患者対応業務44.9%」「看護記録業務39.6%」「家族に対する心のケアおよび準備8.5%」の順だった.時間区分で比較すると10~20分間では,「ベテラン」は「ビギナー」より「家族に対する心のケアおよび準備」の行動が有意に多く,「ビギナー」は「ベテラン」より「看護記録業務」が有意に多かった.CPA症例における看護師の行動は「診療補助・患者対応業務」が中心だったが,時間経過とともに目的を踏まえた行動をしていた.「ベテラン」は「ビギナー」よりも「看護記録業務」の時間が少なく,より早期から「家族に対する心のケアおよび準備」といった次を予測した行動をとっていた.初療教育では,「看護記録業務」を効率的に行うために,クリニカルパスなどのシステムの積極的な導入が必要である.また,次を予測した行動をとるためには,「ビデオ映像」等を用いた看護師の行動の客観的な評価とそのリフレクションを行い,臨床判断のプロセスを言語化し看護師相互で共有する初療教育が必要である.}, pages = {218--228}, title = {ビデオ映像を活用した来院時心肺停止患者に対する看護師の行動分析 ―初療教育の在り方の検討―}, volume = {81}, year = {} }