@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00003816, author = {鵜木, 勉 and 中里, 武彦 and 押野見, 和彦 and 前田, 佳子 and 森田, 順 and 七条, 武志 and 小川, 良雄}, issue = {2}, journal = {昭和学士会雑誌}, month = {2021-06, 2021-07-28}, note = {サルコペニアは「加齢に伴う骨格筋量と筋力低下」と定義され,さまざまな悪性腫瘍で予後不良因子であると言われている.サルコペニアの評価として今回われわれは,3D-CTを用いて大腰筋体積を測定し,身長(m)の2乗で割ったpsoas volume index(PVI)(cm3/m2)を用いて行った.2010年から2020年に昭和大学病院泌尿器科にて抗癌化学療法を施行した転移性尿路上皮癌患者30名(男性18例,女性12例,平均年齢74.5歳,観察期間中央値10か月)を対象に後方視的に調査し,サルコペニアが抗癌化学療法後の生存期間に与える影響について検討した.PVIの第一四分位数以下をcut off値としサルコペニア群と非サルコペニア群の2群に分類した(非サルコペニア群22例,サルコペニア群8例).サルコペニア群は無再発生存期間(progression free survival:PFS)では非サルコペニア群と比較し有意差を認めなかった(P=0.68).一方で,全生存期間(overall survival:OS)に関しては有意差を認めている(P=0.049).またOSに関連性する因子としては単変量解析ではCRP>0.3(mg/l) (P=0.006),抗癌化学療法中にGrade 2以上の貧血(P=0.012),サルコペニアあり(P=0.049)を認めた.さらに多変量解析ではOSに関連する因子としてGrade 2以上の貧血を認めた (P=0.030).サルコペニアの有無をPsoas volume indexを用いて評価することは,転移性尿路上皮癌患者の抗癌化学療法後の予後予測因子の一つになることが示唆された.}, pages = {82--88}, title = {抗癌化学療法を施行した転移性尿路上皮癌患者における3D-CTを用いたPsoas volume indexの予後因子としての有用性の検討}, volume = {81}, year = {} }