@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00000038, author = {西見, 慎一郎 and 磯﨑, 健男 and 笠間, 毅 and 稲垣, 克記}, issue = {2}, journal = {昭和学士会雑誌}, month = {2018-04, 2019-07-26}, note = {A disintegrin and metalloprotease (ADAM) familyはメタロプロテアーゼの一つとしてRAの滑膜組織での発現が報告されている.RA滑膜病変におけるADAM-15の血管新生における役割について検討を行った.?RA患者血清と関節液中のADAM-15濃度をELISA法にて測定した.また,免疫染色法にて,RA滑膜組織中のADAM-15の発現を検討した.?ヒト臍帯静脈血管内皮細胞(human umbilical vein endothelial cells: HUVECs)をsiRNA法にてADAM-15の発現を抑制し,上清中のサイトカイン(epithelial cell-derived neutrophil-activating peptide (ENA)-78/CXCL5,intercellular adhesion molecule (ICAM)-1)の産生,細胞形態変化および単球の接着能を検討した.RA関節液をHUVECの培養液に添加し,Matrigel assay法にて管腔形成能を,adhesion assay法にてTHP-1細胞のHUVECに対する接着能の検討を行った.?RAにおける血清中ADAM-15の濃度は健常人(NL)に比較して有意に高値であり(RA 500±21pg/ml, NL 390±29pg/ml, p<0.05),抗リウマチ薬(トシリズマブ)の加療にて24週後,54週後の血清中のADAM-15の濃度は有意に低下していた.関節液中では高発現しており,免疫染色にて滑膜組織の血管でADAM-15の発現を認めた.?ADAM-15をsiRNA法で抑制することによりHUVECのENA-78/CXCL5,ICAM-1の産生は低下し,Matrigel assay法では管腔形成数の低下,Adhesion assayでは,THP-1の接着の低下が認められた.ADAM-15はRA患者の血清中および関節液中に存在し,疾患活動性に関連している可能性がある.RA滑膜組織では血管壁に発現していることが確認され,内皮細胞のサイトカインの産生や血管新生現象を促進し病変形成に関与している可能性が示唆された.}, pages = {117--125}, title = {関節リウマチ滑膜病変におけるA disintegrin and metalloprotease (ADAM)-15の役割:血管新生の側面からの検討}, volume = {78}, year = {} }