@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00003688, author = {朝倉, 眞莉子 and 佐藤, 仁 and 宮本, 裟也 and 鈴木, 麻衣子 and 笹間, 雄志 and 筑田, 洵一郎 and 瀧本, 玲子 and 嶋根, 俊和 and 代田, 達夫}, issue = {6}, journal = {昭和学士会雑誌}, month = {2021-01, 2021-04-20}, note = {腺腫様歯原性腫瘍はまれな歯原性腫瘍で,その多くは埋伏歯を伴い上顎骨内に生じる.今回われわれは下顎骨に生じた埋伏歯を伴わない腺腫様歯原性腫瘍の1例を経験したので報告する.症例は25歳,女性.1年程前より左側下顎犬歯部歯肉の腫脹が生じ,次第に増大してきたため精査・加療目的に当科を受診した.当科初診時には,左側下顎小臼歯部の唇側歯肉に無痛性腫脹が認められた.パノラマX線およびCTでは,埋伏歯は認められず左側下顎犬歯と左側下顎小臼歯の歯根間に11×10×8mm大で内部に不透過像が点在する境界明瞭な透過性病変が認められた.下顎骨歯原性腫瘍の臨床診断の下,局所麻酔下に腫瘍摘出術を施行した.病理組織学的には,円柱状の腫瘍細胞が花冠状の細胞巣を呈しながら環状配列を示していた.腺管状構造を形成する部位では,その内部に硬組織片や小石灰化物を含んでいたことから,腺腫様歯原性腫瘍と診断した.術後2年が経過した現在,明らかな再発を示す所見は認められていない.埋伏歯を伴わない腺腫様歯原性腫瘍はExtrafollicular variantとされ,報告例が少ないことから,症例の蓄積が必要とされている.本腫瘍の再発はきわめてまれとされているが,今後も慎重な経過観察を行う予定である.}, pages = {570--575}, title = {下顎に発生した埋伏歯を伴わない腺腫様歯原性腫瘍の1例}, volume = {80}, year = {} }