@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00003672, author = {宮本, 裟也 and 葭葉, 清香 and 祝部, 亜紗美 and 朝倉, 眞莉子 and 筑田, 洵一郎 and 代田, 達夫}, issue = {5}, journal = {昭和学士会雑誌}, month = {2020-12, 2021-04-20}, note = {血管平滑筋腫は血管壁の平滑筋細胞に由来する良性腫瘍で,全身的には下肢の皮下に好発し,顎口腔領域での発症はまれとされている.今回われわれは上唇に生じた毛細管型の組織型を呈する血管平滑筋腫の1例を経験したのでその概要と本邦における同症例についての文献的考察を報告する.患者は73歳の女性で,2年前に上唇右側の腫瘤を自覚するも放置していた.最近になり腫瘤が増大してきたため,通院中の歯科診療所から紹介され当科を2018年11月に受診した.初診時,上唇右側に表面粘膜は健常色で10×10mm大の可動性を有する弾性軟の腫瘤を認めた.造影CT所見では,上唇右側に明らかな腫瘤性病変は描出されなかった.上唇右側唾液腺腫瘍の臨床診断のもと,2019年1月に全身麻酔下にて上唇腫瘍摘出術を施行した.腫瘤は,表面に被膜を有し,周囲組織との明らかな癒着は認めず,腫瘍内に毛細血管が貫通する所見であった.病理組織学的には,小血管周囲に充実性に増殖し,複雑に走行する平滑筋細胞がみられ,毛細管型血管平滑筋腫と診断した.現在,術後1年が経過したが,再発もなく経過良好である.}, pages = {443--450}, title = {上唇にみられた毛細管型血管平滑筋腫の1例―本邦報告例における文献的考察―}, volume = {80}, year = {} }