@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00003608, author = {近都, 真侑 and 廣瀬, 一浩 and 白土, なほ子 and 関沢, 明彦 and 小林, 圭子 and 森山, 修一}, issue = {4}, journal = {昭和学士会雑誌}, month = {2020-10, 2020-11-25}, note = {摂食障害による症状は多岐にわたり,患者が初診の際に,産婦人科・小児科・内科・精神科・心療内科などのさまざまな診療科が選択される.現時点の問題点として,産婦人科を受診した場合の多くは,産婦人科だけでは症状は改善せず,治療が完結しないため,精神科や心療内科などの精神面をサポートする診療科と連携することになる.そこで本研究では,地域医療に携わる産婦人科医院,病院,総合病院,大学病院などの産婦人科医療施設がED患者の診療をどのように行っているかの実態を明らかにし,過去のアンケート結果を考察し,今後の当該分野における地域医療連携の課題を検討した.対象の産婦人科医は千葉県内の大学病院,総合病院,個人病院,個人医院の医師とし,100施設に送付し,59施設から回答を得た.その結果,千葉県においては大学病院や総合病院においても精神科・心療内科の併設は少なく,精神科を始めとする他科と産婦人科が密に連携し協働する機会が重要であるが,未だ不十分であることが明らかとなった.産婦人科を受診する摂食障害患者数は,施設ごとには,月に1人以下が多く,次に5人以下であった.また,分娩取扱施設の半数以上が摂食障害妊婦を高次施設に紹介していた.摂食障害患者の婦人科初診時主訴は多くが無月経および不妊であり,婦人科を初診し摂食障害が判明する例も存在した.摂食障害は,死亡率の比較的高い疾患でもあり,精神科を始めとする精神面をサポートする診療科と産婦人科が密に連携して協働して対応することが必要であるが,現状での連携は十分に行われていない.産婦人科の医療従事者が摂食障害患者を理解し,情報共有を密にし,地域で医療連携できる診療体制を構築する必要があると考えられた.}, pages = {330--336}, title = {千葉県の産婦人科医療機関における摂食障害患者の診療の現状}, volume = {80}, year = {} }