@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00003600, author = {葭葉, 清香 and 朝倉, 眞莉子 and 宮本, 裟也 and 頌彦, 玲子 and 安田, 有沙 and 鈴木, 麻衣子 and 八十, 篤聡 and 鎌谷, 宇明 and 代田, 達夫}, issue = {3}, journal = {昭和学士会雑誌}, month = {2020-08, 2020-11-25}, note = {エナメル上皮腫は一般的には顎骨中心性に生じるが,まれに歯肉や顎骨周囲の軟組織に発生することがあり,これを周辺性エナメル上皮腫と呼称している.今回われわれは下顎歯肉に生じ,骨吸収を伴った周辺性エナメル上皮腫の1例を経験したのでその概要を報告する.患者は49歳の男性で,1か月前より下顎右側歯肉に腫瘤を自覚した.徐々に腫瘤の増大と接触痛を自覚するようになったため,近在歯科を受診したところ,精査加療を勧められ,当科を2014年4月に受診した.初診時,下顎右側第一小臼歯相当部の頰側歯肉に12mm大で境界明瞭な弾性硬の腫瘤を認めた.腫瘤表面粘膜はやや粗造となり白色を呈しており,触診時に圧痛を認めた.口内法X線写真およびパノラマX線写真において下顎右側第一小臼歯近心に不定形でやや境界不明瞭なX線透過像を認めた.2015年1月に局所麻酔下にて右側下顎歯肉腫瘍摘出術を施行した.腫瘍は骨膜を含め一塊として摘出した.術中の所見として,腫瘍に接する下顎骨の吸収を認めた.病理組織学的に,上皮成分と粘液様の基質を伴った線維性結合組織の間質成分を認めた.間質内には叢状に増殖するエナメル上皮類似細胞,内部にはエナメル随様の網状配列が認められた.歯肉に限局して生じた病変であり,顎骨内病変が認められなかったため,確定診断は周辺性エナメル上皮腫とした.現在,術後4年が経過したが,再発もなく経過良好である.}, pages = {265--270}, title = {骨吸収を伴った周辺性エナメル上皮腫の1例}, volume = {80}, year = {} }