@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00003388, author = {渡邊, 常樹 and 小宅, 千聖 and 佐々木, 由貴 and 野口, 悠太郎 and 石井, 瑶子 and 岩久, 貴志 and 斎藤, 秀嘉 and 大貫, 裕太 and 布山, 正貴 and 池田, 裕一}, issue = {1}, journal = {昭和学士会雑誌}, month = {2020-06, 2020-06-25}, note = {昼間尿失禁などの下部尿路症状と便秘の関係は,便秘の治療で昼間尿失禁が改善するなど緊密な関係性があると考えられているが,その機序は不明である.今回われわれは昼間尿失禁に便秘を合併したBladder and Bowel Dysfunction(BBD)症例において,まずその臨床背景を明らかにし,次に超音波検査で測定した直腸膨大部径と下部尿路症状の関連性に関して後方視的に検討を行った.2014年4月から2015年5月までに昼間尿失禁を主訴に当科を受診した5歳以上15歳未満の計93名(男児65例,女児28例,平均年齢6.9±1.6歳)を対象とした.便秘の診断はROMEⅢの基準に従い行った.便秘や便失禁などの排便障害を伴う群をBBD群,それ以外を非BBD群と分類し両群を比較検討した.BBD群は49例,非BBD群は44例であった.両群間で,男女比,最大尿流率,平均尿流率,残尿ありの症例数に関して有意差は認めなかった.直腸膨大部径はBBD群で3.1±1.1cm,非BBD群で2.3±0.8cmであり,BBD群で有意に拡張していた(p‹0.01).またBBD群では直腸膨大部径が大きくなればなるほど残尿量も増えるという正の相関を示した.BBD症例では,直腸膨大部径が拡張している症例が多く,また直腸膨大部径と残尿量は正の相関を示した.直腸膨大部径の拡張が下部尿路症状の増悪と関係することが示唆された.}, pages = {35--39}, title = {Bladder and Bowel Dysfunctionにおける直腸膨大部径と臨床症状の関連性についての検討}, volume = {80}, year = {} }