@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00003074, author = {船登, 雅彦 and 蜂須, 貢 and 落合, 裕隆 and 芳賀, 秀郷 and 大林, 真幸 and 上間, 裕二 and 三邉, 武幸}, issue = {5}, journal = {昭和学士会雑誌}, month = {2019-10, 2020-02-21}, note = {口腔内装置(硬質素材)の使用によりパワーリフティング競技国際大会におけるパフォーマンスが向上したとされる報告がある.口腔内装置の効果についての詳細なメカニズムは解明されておらず,パワーリフティングにおける口腔内装置の装着によるバーベル挙上時のパフォーマンスへの影響を検討する必要がある.そのためにはバーベル挙上時の動作を解析する必要があり,信頼性および正確性において3次元モーションキャプチャーの使用が有効である.しかし,3次元モーションキャプチャーを備えた研究施設内においては,パワーリフティングにおけるバーベル挙上時の動作測定は重いバーベルを落下させるため困難であり,トレーニングルーム内で簡便に動作測定を行うことが重要となる.今回,研究用として市販されているウェアラブルセンサーの加速度/ジャイロセンサー付きメガネに市販の加速度センサーを組み合わせ,身体各部位およびバーベルの加速度データを同時に測定するシステムを構築した.本研究の目的は,パワーリフティングにおけるバーベル挙上時の身体各部位およびバーベルに発生する加速度を測定する際の加速度測定システムのデータを検討することである.日常的にウェイトトレーニングを実施している健常男性(10名)を対象とした.試技はパワーリフティング競技のうちデッドリフトとし,加速度/ジャイロセンサー付きメガネにより頭部の,三軸加速度センサーにより腰背部とバーベルの加速度を測定した.試技は3回行い,各加速度センサーの測定データについて検討を行った.デッドリフトにおけるバーベル挙上経路は矢状面において垂直方向だけでなく,S型カーブに近い.そこで,3軸加速度センサーから得られる加速度(x(ACC_X),y(ACC_Y)とz(ACC_Z)軸成分)のうち上下および前後方向を対象と し,バーベルでは(ACC_X, ACC_Y)を対象とした.静止時の安定した2秒間における加速度の平均値(ACC_Xm, ACC_Ym)を求め,基線を補正した加速度成分(ACC_X-Xm, ACC_Y-Ym) に変換後,合成加速度(√(ACC_X-Xm)2+(ACC_Y-Ym)2)の挙上方向の最大ピーク値をピーク加速度とした.統計解析は頭部については反復測定による分散分析を,腰背部およびバーベルについてはフリードマン検定を行った.身体各部位とバーベルのピーク加速度は,3回の試技において統計学的有意差を認めなかった(頭部:p=0.941,腰背部:p=0.074,バーベル:p=0.371).複数の加速度センサーを使用した加速度測定システムにより測定した複数回のデッドリフトの試技におけるピーク加速度は一定の傾向を示さなかった.新たな加速度測定システムを使用することにより,今後,パワーリフティング選手の試技におけるピーク加速度から口腔内装置(スポーツマウスガード)のパフォーマンスへの影響を検証することが可能であると考えられた.}, pages = {609--615}, title = {パワーリフティングにおけるパフォーマンス評価のための加速度測定システム}, volume = {79}, year = {} }