@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00003062, author = {泉田, 恵理 and 山口, 徹太郎 and 芳賀, 秀郷 and 槇, 宏太郎}, issue = {4}, journal = {昭和学士会雑誌}, month = {2019-08, 2020-01-28}, note = {歯の先天欠如は,隣在歯の傾斜,対合歯の挺出,上下歯列の正中線の偏位など不正咬合の原因となることがある.また,永久歯先天欠如を有する患者に対し矯正歯科治療を行う場合,上下顎骨の位置関係や顎の成長発育,歯列の叢生,審美的問題などに加え先天欠如による問題が追加されるため,治療方針や治療方法の決定が困難になることが多い.さらに,長い距離の歯の移動に伴う歯根や歯周組織への負担を避けるために補綴処置が必要となることも少なくない.本症例は,治療開始時年齢11歳1か月の女子で欠損歯があるので永久歯がきれいに生えそろうようにしたいという希望で来院した.検査の結果,上顎両側第一小臼歯および下顎両側第二小臼歯の先天欠如を伴う骨格性Ⅰ級,AngleⅡ級と診断した.上顎第一乳臼歯は早期脱落していたが下顎両側第二乳臼歯は残存しており,抜歯後に矯正歯科治療による空隙閉鎖を行うか,スペースを残して将来的に補綴治療を行うかを検討した.結果的に,検査時未萌出であった下顎両側第二大臼歯が第一大臼歯遠心部に引っ掛かり萌出障害を起こす可能性が危惧されたため,下顎両側第二乳臼歯を抜去し第一大臼歯の近心移動を行いながら,第二大臼歯の萌出誘導を行う方針とした.その結果,動的治療に4年4か月を要したものの,補綴処置は行わず歯科矯正治療のみで良好な咬合を得ることが出来たので報告する.}, pages = {529--535}, title = {上顎両側第一小臼歯および下顎両側第二小臼歯先天欠如を伴う骨格性Ⅰ級の矯正治療例}, volume = {79}, year = {} }