@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00003013, author = {松宮, 彰彦 and 金田, 陽子 and 榎戸, 克年 and 木川, 岳 and 澤田, 晃暢 and 中村, 清吾}, issue = {1}, journal = {昭和学士会雑誌}, month = {2019-02, 2019-08-27}, note = {日本において乳がん罹患率は上昇しており,死亡率も未だ上昇している1).乳癌死亡率の減少を目指すためには精度の高い検診システムの構築が必要である.一般的に乳癌検診におけるマンモグラフィの判定は二重読影が基本となっており,一次読影判定と二次読影判定結果の不一致はしばしば見受けられる事実である.その最終判定の処理方法によって検診の精度は左右される.横浜市の乳癌検診システムの特徴は判定委員会で行う二次読影である.その特徴ある読影方法とは,まずマンモグラフィ撮影機関において一次読影を行った後,そのマンモグラフィ画像は横浜市医師会の判定会に集められ,多数の読影医で各々が二次読影を行う.一次読影と二次読影の判定結果が一致する場合はその判定を最終判定とする.一方,一次読影と二次読影が不一致の場合は,再度当日参加している読影医全員の合議で判定を行う.その結果を一次医療機関にフィードバックするが,受診者に伝える最終判断は一次医療機関に委ねられている.今回,一次読影において局所的非対称性陰影,構築の乱れを認め,カテゴリー3と診断したが,二次読影と合議では異常なし,精検不要となった.しかし,一次医療機関でMMG二方向撮影と乳房超音波検査を追加し,乳がんと診断し得た症例を経験した.乳癌検診システムにおいて最終判定を一次医療機関に任せることで乳癌の診断にたどり着いた貴重な症例であった.}, pages = {116--121}, title = {地域乳がん検診システムが機能した発見困難乳癌の1症例}, volume = {79}, year = {} }