@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00002978, author = {五十嵐, 礼子 and 山田, 浩樹 and 中村, 善文 and 林, 若穂 and 徳増, 卓宏 and 田玉, 紘史 and 斎藤, 綾華 and 山田, 真理 and 宮保, 嘉津真 and 小野, 英里子 and 原田, 敦子 and 田中, 宏明 and 高塩, 理 and 岩波, 明}, issue = {6}, journal = {昭和学士会雑誌}, month = {2018-12, 2019-08-09}, note = {昭和大学附属烏山病院は大学附属病院でありながら精神科救急入院料算定病棟(スーパー救急病棟)を2病棟有す急性期型の単科精神科病院である.患者背景や症状経過の詳細な情報が得られにくいことの多いスーパー救急病棟には,時に急性精神病の診断で入院し,その後診断の変更がないまま退院に至るケースが存在する.精神科救急の現場ではしばしば多用される急性精神病診断は,精神科救急の現場である程度の有用性があるが,一方でその臨床的特徴については曖昧になり,学術対象となりにくいという弱点がある.われわれは当院に2010年1月1日から2014年12月31日に当院スーパー救急病棟に入院した患者の診療録を集計したデータベースを作成した.当院スーパー救急病棟では統合失調症圏の患者が最も多く入院するなど先行文献における患者層とほぼ同じであった.このなかでICD-10における急性一過性精神病性障害診断のまま退院した患者は28人であり,これを統合失調症患者996人と比較すると,統合失調症に比べて激しい症状で入院する一方で,比較的少量の抗精神病薬の投与で寛解していることが明らかになった.また,急性一過性精神病性障害のうち半数は非定型精神病の診断に合致し,統合失調症との比較や治療は概ね非定型精神病の特徴に類似していたため,当院のスーパー救急病棟における急性一過性精神病性障害患者に対し,非定型精神病の疾患概念は一定の有用性がある可能性が示唆された.}, pages = {673--681}, title = {スーパー救急病棟における急性精神病の診断学的検討:第2報-統合失調症との比較と非定型精神病診断の有用性について-}, volume = {78}, year = {} }