@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00000277, author = {奥, 和典 and 村上, 和歌子 and 樋口, 慧 and 丸井, 輝美 and 桑迫, 勇登}, issue = {3}, journal = {昭和学士会雑誌}, month = {2015-06, 2019-07-26}, note = {近年ビデオモニターを装備した間接視型喉頭鏡が開発され,臨床上の有用性に注目が集まっている.ビデオ喉頭鏡はブレードの先端付近にCCDカメラを有しており,声門部の画像をモニター画面で確認することで気管挿管操作を行う.従来の直接視型喉頭鏡のように声門部を直接視できなくても,ブレード先端のカメラで声門を確認できれば気管チューブを気管に誘導することが可能である.ビデオ喉頭鏡がMacintosh喉頭鏡に対する有意性を示す報告はこれまで多くみられるが,各ビデオ喉頭鏡の間での操作性の比較においては一定の見解が得られていない.今回チューブガイドのないビデオ喉頭鏡であるGlidescope®(G群)とKingvision®スタンダードブレード(K群)をそれぞれ全身麻酔の気管挿管の際に用い,挿管時間,喉頭視野を比較検討した.本研究は昭和大学藤が丘病院倫理委員会の承認を得ている.気管挿管を用いた全身麻酔を施行する定期手術患者で,書面での同意が得られたASA1から3の患者,各群50名ずつ計100名を対象とした.2種類のうちどちらのデバイスを用いるかは入室時に無作為に決定された.全身麻酔の導入にはプロポフォール,ロクロニウム,レミフェンタニルが使用され,マスクによる十分な酸素化ののち気管挿管が施行された.気管挿管は麻酔科専門医が担当した.主要評価項目は挿管時間ならびに喉頭視野の尺度であるCormack/Lehane分類であり,挿管施行者とは独立した評価者が計測を行った.ここで挿管時間とは,デバイスを手に持った時点から挿管後に呼吸バッグを押して胸郭の上がりを確認した時点までの時間とした.気管挿管はすべての群において全例1回目で成功し有害事象の発生はなかった.挿管時間はG群で30.9±6.6秒,K群で31.5±6.9秒であり両群間に優位差は認められなかった.喉頭視野はG群に比較してK群で有意にCormackグレードが有意に低くなった.Kingvisionは声門の視認性が良好であったことが示されたが,挿管時間には反映されなかった.これはKingvisionではチューブ誘導の操作がしにくいためと考えられる.}, pages = {343--347}, title = {GlideScope®とKing VISIONスタンダードブレード®との比較検討}, volume = {75}, year = {} }