@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00000229, author = {近藤, 圭祐 and 三邉, 武彦 and 内田, 直樹 and 岩瀬, 万里子 and 西村, 有希 and 真鍋, 厚史 and 龍, 家圭 and 小林, 真一 and 稲田, 洋子 and 池田, 幸}, issue = {6}, journal = {昭和学士会雑誌}, month = {2015-12, 2019-07-26}, note = {ミダゾラムの静脈投与による歯科麻酔は,使用の簡便さや臨床使用経験の多さから汎用されている一方で,歯科治療時での適切な鎮静が十分に得られるまでに必要な静脈麻酔薬の至適用量と,副作用として危惧される呼吸抑制等の過度の鎮静作用発現についての詳細な検討は報告されていない.そこで今回,ミダゾラムによる静脈麻酔時の口腔内歯科治療環境の獲得と,適切な鎮静作用の獲得に必要な至適投与量を検討するために,静脈麻酔による口腔内への作用 (開口量,唾液分泌量,嘔吐反射),主観的鎮静作用評価 (Visual Analogue Scale),客観的鎮静作用評価 (聴覚誘発モニター) とミダゾラムの累積投与量,血中濃度について相関性を検討し,臨床の場で静脈内鎮静法をより有効的に応用するための至適投与量の検討を行った.本試験は,健康成人男性10人を対象に,ミダゾラムを初回投与量として0.01mg/kg BW静脈内投与し,増量中止基準に抵触しない限り0.01mg/kg BWの追加投与を最大累積投与量の10mg/manまで逐次投与し,それぞれの投与量における口腔内歯科治療環境,鎮静作用,安全性の評価を行った.試験中,安全性に問題を認めなかった.累積投与量が0.04mg/kg BWより開口量と嘔吐反射が減少,また0.05mg/kg BWより唾液分泌量が減少した.VAS値においては,0.06mg/kg BWで鎮静作用発現のピークを示した.聴覚誘発モニター上では,0.03~0.06mg/kg BWで至適鎮静を示すエポック総数の増加を認めた.本試験の結果,総投与量が0.06mg/kg BWにおける被験者の鎮静状態が,歯科治療実施の際に最も適していると思われた.今回の検討は,臨床の場での静脈内鎮静法をより有効的に応用するためのミダゾラムの至適用量の指標となりえたと言える.}, pages = {665--674}, title = {歯科臨床におけるミダゾラムを用いた至適鎮静用量の客観的・主観的評価}, volume = {75}, year = {} }