@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00000173, author = {大滝, 周 and 大木, 友美 and 加藤, 祥子}, issue = {4}, journal = {昭和学士会雑誌}, month = {2016-08, 2019-07-26}, note = {近年,手術操作の進歩,麻酔技術の向上および地域支援の拡充等により患者の早期退院が可能となった背景の中,周手術期実習を行う看護学生は短期間で急激な生体侵襲を受ける患者を理解することが求められるようになってきた.このような環境の中で,急激な生体侵襲を受ける患者や患者の家族を理解するための方略として,手術室実習の有効性が先行研究により明らかにされている.そこで本研究では,看護学生が意図的な思考で手術室見学実習に臨むための教育方略の1つとして,手術室見学実習記録用紙の作成(以下,記録用紙)を試みたので報告する.記録用紙を【病棟】,【手術室入室】,【麻酔導入】,【手術開始前準備】,【術中】,【手術終了~退室】の6つの流れに分類した.また,手術室見学実習中に見学が一目で理解できるように表現された項目をチェックする部分と学びを記述する部分の2部構成とし,A3用紙1枚に収めた.作成後,看護系A大学が実習を行っているB病院手術室の臨床実習指導者とともに実際の臨床現場で行われている看護援助か否か,また,看護学生が手術室見学実習の行動目標(SBOs)を達成できる内容であるか否かの確認をした.本研究の特徴の1つとして,【病棟】の項目を導入した.これは,記録用紙に手術前,手術中,手術後へと連動する内容を含むことで,手術前・手術中・手術後という継続した看護への理解が進むことが推測される.また,本記録用紙は,著者らが以前に作成した手術室見学実習資料の内容と同様であることから,手術室での学習すべき具体的な視点のガイドとなりうる可能性が期待できる.作成した記録用紙を臨床実習指導者と大学教員との双方で確認することにより,大学側の教育方針と受け入れ側との指導方針の乖離を防ぐ1つの方法と成りうることが示唆された.}, pages = {451--458}, title = {看護学生が手術室見学実習を意図的に臨むための教育的試み:第1報 ―手術室見学実習記録用紙の作成過程―}, volume = {76}, year = {} }