@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00000154, author = {安藤, 浩一 and 田中, 明彦 and 横江, 琢也 and 大西, 司 and 井上, 紳 and 相良, 博典}, issue = {6}, journal = {昭和学士会雑誌}, month = {2016-12, 2019-07-26}, note = {この研究の目的は,軽症から中等症の気管支喘息患者において,ブデソニド/ホルモテロール合剤発作時頓用療法の,従来の喘息療法に対する非劣性を検証することである.われわれは,軽症から中等症の気管支喘息患者において,喘息治療薬の定期吸入を行わないブデソニド/ホルモテロール合剤発作時頓用療法(NON-REG+OD-BUD/FM療法)の効果を,従来のブデソニドおよびブデソニド/ホルモテロール合剤定期吸入療法(発作時に短時間作用型β2刺激剤を頓用使用),(REG-BUD+OD-SABA療法,REG-BUD/FM+OD-SABA療法)と比較をするために,無作為化比較試験のネットワークメタ解析を行った.主要評価項目は,喘息症状のコントロール状態とした.各治療群間において,効果量と,95%信頼区間が算出された.効果量は喘息コントロールの指標の平均差(MD)で表された.各治療について,最良の治療である確率(probability being the best treatment)およびsurface under the cumulative ranking(SUCRA)を算出し,各治療群で比較した.NON-REG+OD-BUD/FM療法の,REG-BUD+OD-SABA療法,およびREG-BUD/FM+OD-SABA療法への非劣性は示されなかった(MD 0.06;95%CI –0.26, 0.39, MD 0.15;95% CI –0.03, 0.35).最良の治療である確率は,NON-REG+OD-BUD/FM療法,REG-BUD+OD-SABA療法,およびREG-BUD/FM+OD-SABA療法において,それぞれ5.5% 18.1% 76.4%であり,SUCRAは,0.2,0.4,0.9であった.軽症から中等症気管支喘息患者におけるNON-REG+OD-BUD/FM療法の,症状コントロールに対する効果は,従来療法と比べると限定的である可能性が示唆された.適応や患者選択については,慎重に検討されるべきと考えられた.}, pages = {760--767}, title = {軽症から中等症の気管支喘息患者におけるブデソニド/ホルモテロール合剤発作時頓用療法の従来療法に対する非劣性試験―無作為化比較試験のネットワークメタ解析―}, volume = {76}, year = {} }