@article{oai:showa.repo.nii.ac.jp:00001066, author = {森田, 明子 and 渋澤, 龍之 and 新, 真紀子 and 伊集院, 公美子 and 藤川, 泰成 and 槇, 宏太郎}, issue = {2}, journal = {Dental medicine research}, month = {2011-07, 2019-07-26}, note = {本研究は、両側顎関節内障を伴う不正咬合患者を対象として、両側顎関節内障と顎顔面形態との関連性、特に顔面非対称との関わりを解明することを目的とした。不正咬合の改善を主訴として昭和大学歯科病院矯正歯科を受診し、顎関節症状を有していたためMRI検査を施行した患者163名のうち、両側顎関節に円板転位を認める患者85名を対象とし、両側円板転位のみを有する患者25名をDD群(平均年齢23.6±6.1)、片側下顎頭のみに骨変化を有する患者17名をUOA群(平均年齢30.7±9.6)、両側下顎頭に骨変化を有する患者43名をBOA群(平均年齢28.5±8.8)とした。また、MRI検査の結果、両側顎関節に円板転位および骨変化を認めなかった患者11名(平均年齢27.5±6.2、以下N群)を対照群とし、正面頭部X線規格写真を用いた顎顔面形態の検討を行った。N群のY-Me(DD群:p<0.05、UOA群:p<0.01、BOA群p<0.01)、Mo-diff(BOA群p<0.05)、∠Hlf(DD群:p<0.01、UOA群:p<0.01、BOA群p<0.01)、∠Ocl(UOA群:p<0.05)においてほかの群との間に有意差が示された。また、UOA群は、1名を除いた全ての患者において、より病態の進行しているOA側への下顎骨の側方偏位が認められたが、DD群およびBOA群はUOA群とは異なり、その偏位方向に規則性は認められなかった。以上の結果から、両側性顎関節内障患者における顎顔面非対称は、片側にOAを有する患者だけの臨床的特徴でなく、両側の円板転位を有する患者やOAを両側に有する患者にも発現することが明らかとなった。したがって、両側性顎関節内障においてはその病態進行にかかわらず顎顔面非対称を惹起する可能性が示唆された。(著者抄録)}, pages = {130--135}, title = {両側性顎関節内障患者における顎顔面形態と顎関節病態との関連性 正貌硬組織における対称性評価}, volume = {31}, year = {} }